> > 酵素って身体のなかでどんな働きをするの?

酵素の働きのおかげで人は生命を維持できる!

ダイエットや美容で話題の酵素。でも、酵素がどんな働きをするのかちゃんと理解していますか?ここでは、人が生きていくうえで酵素がどれだけ重要なのか、酵素が体内でどんな働きをするのかについて解説しています。
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酵素ってそんなに大切だったの!?体内で大活躍の酵素の働きに迫りました

耳にすることも多くなった「酵素」の存在。実は、わたしたちが生きていくうえで非常に重要な存在。恋人なんかよりもっとも〜っと、大切な存在なんです。

なんとなく酵素が身体に必要なものだとわかっていても、その酵素がどのような働きをするのか説明できる人はそう多くはないはず。

今一度「酵素とは何なのか」について基礎から学んでみませんか?

酵素の働きは、生きていくうえで必要不可欠なもの

そもそも酵素は、わたしたちの体内に存在しているものなんです。タンパク質のひとつで、さまざまな化学反応を引き起こす「触媒」の働きをもっています。

触媒は、理科や生物の授業で習ったことがあるのではないでしょうか?わかりやすく説明するなら、AとBが単体ではなにも起こりませんが、AとBの間にCが入ることでDに生まれ変わるという、いわば仲介屋さんや仲人のような立場なのです。ここでは、C=酵素ですね。

酵素という触媒が体内でさまざまな化学反応が起こしてくれるおかげで、わたしたちの生命が維持されています。

まぁ、わたしたち自身は身体の中で化学反応が起きていても「今ここで化学反応が起きたな」なんて思うことはまずありませんが、こうして文章を読んでいる間にもさまざまな化学反応が起き続けているのですよ。


そんな体内で働きものな酵素ですが、実は消化酵素代謝酵素の2種類に分けられ、働き方も違っています。

消化酵素は、栄養が吸収されるように食べ物を分解する

消化酵素は割と身近な存在。わたしたちのヨダレに含まれているんです。ヨダレは9割がた水分が占めますが、実はナトリウム・IgAやラクトフェリンなどに混じってアミラーゼという酵素が含まれています。

アミラーゼは、糖質を体内に吸収しやすいブドウ糖や麦芽糖へ分解していきます。食べ物を噛む際にヨダレと混じり合うことで、消化されやすい形となって胃へ運ばれていきます。

(よく赤ちゃんがヨダレかぶれを起こすのは、消化酵素も原因のひとつではないかと言われています)

また、食べたものを「溶かす」イメージの強い胃液。これにもプロテアーゼという消化酵素が関係しています。アミラーゼによってある程度分解された食べ物を、さらに分解して、腸へと運びます。プロテアーゼは、タンパク質をアミノ酸へ分解していきます。

酵素の働きは腸でも続きますよ。今度はリパーゼと言われる消化酵素によって、脂質が脂肪酸・グリセリンへと分解されていきます。また、唾液分解された麦芽糖もこのままでは吸収されませんので、小腸にあるマルターゼという消化酵素によって、ブドウ糖へと分解されます。

  • アミラーゼ:唾液など 糖質を分解→ブドウ糖や麦芽糖に変える
  • プロテアーゼ:胃液など タンパク質・ペプチドを分解→アミノ酸に変える
  • リパーゼ:膵液・肝臓・腸壁など 脂質→脂肪酸・グリセリンに変える
  • マルターゼ:小腸 麦芽糖を分解→ブドウ糖

こうやって、体内にあるいくつかの消化酵素によって、食べたものが栄養として体内に吸収されやすいよう段階を経て、消化されていくわけです。腸で分解しきれなかった食べ物は、腸内細菌がさらに分解をすすめ水分を取り除かれ、ウンチとなって排出されていきます。

消化酵素が分解し終わったら、今度は代謝酵素の出番です。

代謝酵素は栄養を細胞に送り届けてエネルギーに変える

消化酵素によって分解・吸収されやすくなった栄養素たちを、今度は代謝酵素が身体のそれぞれの細胞へと送り届けて、触媒をし、エネルギーへと変化させます。「なんだか難しそうなハナシだなー」なんて思ってはいませんか?

実は「え!これも?こっちも?こんなことでさえ?」と思うほど、当たり前のことに代謝酵素が関わっているのですよ。

  • 身体の筋肉・骨・皮膚・髪の毛・爪などを作る
  • 成長ホルモン・男性ホルモンまたは女性ホルモンを作る
  • 活性酸素や毒素を除去する
  • 考える・感じる・動くなどの脳の神経間の情報伝達
  • 免疫を働かせる
  • 新陳代謝の促す

まばたきや呼吸にだって、代謝酵素が使われているんです。

わたしたちが日々、昨日と同じように生活していけるのは代謝酵素がキチンと働いてくれるからに他なりません。しかし、代謝酵素がしっかり機能していない人も非常に多いんです。

体内で作られる酵素量には限りがある

まず、消化酵素と代謝酵素には使える量が決まっています。たとえば、1日に使える体内酵素量を100とすると、消化酵素50+代謝酵素50ならちょうど良いバランス。

体内酵素の性質上、優先されるのは消化酵素。よく噛まない食事・脂っこい食事・ジャンクフードなどは、消化酵素を消費しやすい傾向にあります。

もし、食べ物の消化に手こずって、100あるうちの80を使ってしまったら、代謝酵素にまわせるのは残りの20だけ。本来50あって正常に機能できるものが、半分以下の20ならどうなるでしょう?

もちろん充分な機能は果たせませんから支障が起こるわけです。その支障とは、太りやすくなったり、風邪をひきやすくなったり、肌荒れをおこしたり・・・。

もし、食べるものに気をつけていたとしても、体内酵素は加齢とともに減少する傾向にあります。そこで積極的に摂りたいのが「食物酵素」の存在。

そう、酵素を持っているのはなにも人間だけではありません。植物や動物も生まれながらに酵素を持っています。

食物酵素を摂り入れて体内酵素を補おう

自然界の食物、野菜や果物、魚や肉などにも酵素が含まれているわけですが、好き勝手食べればいいものではありません。

食物酵素は熱に弱い性質があり、加熱によって酵素が破壊されてしまうのです。ですので、酵素を意識して食べるなら「生食」に限ります。

野菜・果物はサラダ、魚なら刺身やカルパッチョなどですね。ただし、生食する場合にも時間をおかずに食べること。時間の経過とともに、切り口から酵素が失われてしまうのです。

とくに、野菜・果物はすりつぶしたり細く刻むことで、酵素が細胞膜から飛び出して、活性化するのでオススメです。魚なら、なめろうって手もありますね。

また、日本食とは切っても切れない発酵食品にも酵素は多く含まれています。

味噌・醤油・納豆・漬物・塩辛はもちろんのこと、ヨーグルト・チーズ・発酵バターにも含まれています。発酵食品は、酵母や乳酸菌を使用しているため、その製造過程で酵素が生まれるのです。そして、その酵素が作用することで栄養成分が上がったりします。


これらの酵素を摂り入れることで、消化酵素の消費を最低限に抑えて、その分を代謝酵素へ回すことができます。代謝酵素が存分にあれば、それだけ代謝が進むのでダイエットにもつながるのです。

とはいえ、食事の全てを生食や発酵食品でまなかうのは難しいハナシ。仕事や子育てが忙しければ、自分の食生活に気を配っている余裕がない日もあります。

そんな時には酵素ドリンクやサプリメントなどを利用すると無理なく、そして確実に酵素を体内に摂り入れることができますよ。

酵素の働きや大切さを知った今、酵素を意識した生活をスタートしてみませんか?